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女性は子宮、卵巣、卵管、卵胞など、男性は無精子症、精子減少症、インポテンツなどの様々な原因で起こります。

不妊症で40歳未満の43%の方、40歳以上の21%の方が西洋医学と鍼灸治療を併療することで妊娠されています。(全日本鍼灸学会)

東洋医学では腎虚、肝虚、脾虚に3分類します。

腎虚
腎は、「精」を貯蔵し、成長、発育、生殖を維持します。男性の精子、女性の排卵、月経は「精」の働きによります。
「精」の不足を腎虚といって、下腹の冷え、腰や足のだるさと冷え、男性は精子減少症、女性は月経痛、月経不順、不妊などの病状を引き起こします。

肝虚
肝は、血を貯蔵し、全身を流れる血液量を調節します。
この働きの低下を肝虚といって、各臓器に必要な血液が送られず、女性は子宮で不足すると無月経、月経の血液量の減少、不妊、男性の陰茎で不足するとインポテンツになります。

脾虚
脾は、血を造り、また統血(血液が漏れないようにする働き)します。
この働きの低下を脾虚といって、血が十分に造られないため、女性は子宮や卵巣に十分な血液が送られず、不正出血や不妊などになり、男性はインポテンツになります。

不妊症の方は、冷え症、肩こり、疲れやすい、胃腸が弱いなどの症状を伴っている場合が多いですが、鍼灸治療で「精」の不足、血の不足、血行不良を改善することで、そういった症状も軽減し、妊娠しやすくなります。

逆子とは、頭が上で足が下になった状態をいいます。
妊娠月数によって矯正率は変わりますが、ある研究結果によると鍼灸治療を行った584例中525例が矯正され、矯正率は89.9%という報告もあります。
(林田和郎:全日本鍼灸学会雑誌)

当院では患者さんの状態に合わせた治療で逆子を矯正するだけでなく、安産できるような治療も行います。

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